2007年12月31日

ウォーゲームに強くなるには?

 よう。日本全国のウォーゲーマー諸君、久しぶり。鮫形鐘一郎だ。ここんとこ仕事がめじろ押しでね。ブログの更新どころか、ゲームも全然できないような状態が続いていた。気が付いたら大晦日だ。

「左の写真を見るとまったく忙しそうに見えませんけど」

 誤解してもらっては困るよ、ぽたーじゅ君。これは夏休み。厳しい仕事をようやく終えて沖縄で疲れをいやしているの図だ。

「これは某●形氏も愛用している某ホテルですね」

 そうそう。「大●民」では「マダラホテル」の名前で登場しているね。今はちょっと名前変わったけど。偶然だが●形氏と私の共通の定宿。ちょいと高いがストレスは100%吹き飛ぶ。ビーチで気の向くままに昼寝と読書を繰り返して、締めに温泉に入ると「俺は今天国にいる」とつぶやいてしまう・・・。

「もしもーし。お便り紹介に行きたいと思います」

 お便り?このブログにはコメントやメール機能を付けていないぞ。

「実は僕にはメールを送れるんですよ。ちょっと工夫が必要だけど」

 あ、ホントだ。だけど、くだらない質問や意見にはいちいち答えないからな。

「ご心配なく。真面目なお尋ねばかりですよ」

 ほう。そうかね。じゃあ、2、3紹介してくれたまえ。

「はーい。最初は『ウォーゲームに強くなるにはどうしたらいいですか』というお便りです」

 うわー。何とも直截な質問だねえ。身もふたもないというか。しかし、重要な課題を含んでいるので、いろいろ横道に入りながら考えてみよう。まず、ぽたーじゅ君はどう思うかね。

「うーん。あまり手を広げないのがいいんじゃないでしょうか」

 まあまあいい答えだ。自分が得意なゲームしかプレイしなければ、勝率はアップするよね。新しいゲームを覚えると昔のゲームのコツは忘れるし、作戦研究にも時間がかかる。得意なゲームだけを誘い続けて、プレイし続ければ、少なくともそのゲームだけについては強くなれるだろう。問題は、それで面白いか、ということだ。

「面白くない、ということですね」

 いや、反語的用法じゃないよ。それで面白いと思う人は、それでもいいんじゃないかな。実際は「負けるのが嫌だから得意ゲームしかやらない」というプレイヤーは少ないだろう。ゲームのレパートリーを増やしたくても忙しくて時間がないとか、準備もせずに対戦しても相手に迷惑がかかると思っている謙虚な人の方が多いと思うよ。

 まあ中には、自分の得意ゲームでルールの穴をついたような「必勝法」を使ったり、初めてプレイする相手を容赦なく叩いたり・・・

「そういうゲーマーはけしからん、ということですね」

 いや、そうではないよ。それで面白い人は、それでいいんだよ。「とにかく勝てば気持ちいい」という考えは分からなくもない。かつてのウォーゲームブームのころはそういう人も結構いた。自分は違うと言いながら、負けると異常に不機嫌になったりする人もね。

「うーん。そういうプレイヤーは人間として問題があるのでは・・・?」

 以前にも似たようなことを言ったが、ちょっと人間的に駄目な人、いや、かなり駄目な人を含めて、全ウォーゲーマーを応援するというのが私のスタンスだ。なので、プレイヤーの人間性はあんまり責めたくないんだよね。ただ、いつも悩むのは、その駄目さを明確に気付かせてあげた方がいいのか、ほっといた方がいいのかという点でね・・・。

「でもロシアンキャンペーンで、ヒトラーがセバストポリに籠もったりするのは許せませんよ!」

 ああ、そういうのは反語的意味で「それで面白いか?」だね。ただ、いわゆる「裏技」まで含めて「頭の体操」をするのは楽しいし、重要な作業だ。私は「考え抜いた究極の作戦」が史実または史実で起こり得た戦略、戦術を再現するゲームや、当時の指揮官と同じ苦悩を体験できる作品が優れたウォーゲームだと思っているから。まあ、史実では起こり得えない展開の「必勝法」が編み出されている例が多いのも事実だけど。

 しかし、セバストポリ籠城作戦みたいなのを最初に考えた人は素直に評価したい。そういうのを思い付く人は普通にプレイしても名手だろうしね。トーナメントをやる場合なんかは裏技的作戦を明確に禁止または無力化すればいいし、普段のプレイならマナーとしてやらない申し合わせをすればいい。それだけの話さ。「裏技」は誰よりも早く考えて、いち早くしゃべってつぶして、実際のプレイではやらない、というのが私のゲーム美学だ。

「えーと。質問者が聞きたいのはそういう話じゃないんでは?」

 まあ、あわてなさんな。この問いには別の本質的な問題が潜んでいる。つまり、「ゲーマーとして認められたい」という欲求だね。本当はヘボでも上級者でも、ゲームを楽しめればそれでいいはずなんだけどね。ウォーゲームの腕前なんか強くなくてもいいじゃない。でも世の中というか日本人というかは真面目な人が多いからねえ。ある程度上達しないと恥ずかしいと思ってしまうのかな。

 どんなゲームでもいいから自分の好きなゲームを、自分がやりたいテーマのゲームを、自分の思い通りにプレイしてみなよ。結果的にはボロボロに負けるかもしれないけど。そこで何で負けたのか考えるのも面白いんじゃないかな。

 それから、いさぎよく投了してもう1回やるのは全然マナーに反することじゃないからね。むしろその方がプレイヤー同士互いに建設的な場合が多いよ。まあ敗色濃厚でも増援とかの関係で一応最後までやった方がいいゲームもあるけどね。

「うーん。・・・質問者の本意は別のところにあると思うんですけど?」

 要するに「作戦を考える上の着眼点はどこですか」ということだろ。一般的な作戦級ゲームを前提とすると、勝利条件から逆算して、特別ルールでどういう制約が課せられていて、一般ルールのシステムをどう応用していくかをチェックするという・・・。

「あのですね、僕が思うにですね、質問者が聞きたいのは『上手な戦線の張り方は?』というレベルではないでしょうか」

 何だ。そんな下らない質問ならいちいち答えないぞ!自分で考えろ!

「あーあー、やっぱりお便り紹介は止めた方がよかったかなあ」

 では沖縄のオリオンビールを飲みながらPGGのソリティアでもやるかな。ゴキュゴキュゴキュ・・・で、ドイツの装甲師団もゴキュゴキュゴキュ・・・ってか。ビールでPGGは最高だね!

「よく考えたら鮫形さんこそ年中同じゲームばっかりやってるじゃないですか!しかも同じようにビールばっかり飲んで!」

 ワハハハ。そう言えばそうだね。しかもPGGの生涯勝率は自信を持って負け越しだし。

「ただのヘボじゃないですか!」
posted by 鮫形鐘一郎 at 03:36| (カテゴリなし) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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