2008年01月01日

ゲームが面白ければ雑誌は白紙でいい。

 紅白のドリカムは良かったねえ。仕事でワンダーランドに行けなかったのが本当に残念だよ・・・とか何とか言っているうちに年が明けてしまったね、ぽたーじゅ君。おや?今日は紋付姿で登場かい?

「日本全国のウォーゲーマーの皆さま、あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。新年も当ブログは不定期更新で無責任発言を繰り返すと思いますが、皆様の温かいお気持ちで長くご愛顧いただきたく、ご挨拶を申し上げます」

 ウサギにしてはなかなか上等じゃないか。馬子にも衣装というかウサギにも何とかだね。

「鮫形さんがきちんと挨拶しないから代わりにやっているんじゃないですか!」

 すまん。続けてちょ。

「では前回紹介できなかったお便りに行きます。『最近のゲーム雑誌がつまらないので何とかしてほしい』とのご意見です」

 ワハハ。これまた遠慮がないねえ。個人的には付録ゲームさえ面白ければ、雑誌は白紙でも構わないと思っている。出版社の方々には、雑誌を面白くする努力をするぐらいなら、絶版になった過去の名作の再版や、新作ゲームの開発に力を注いでほしいと言いたい。

「お便りはさらに『特に座談会はいい加減やめてほしい』と続いてまして・・・」

 ウヒャヒャヒャ。手厳しいねえ。私はどうでもいいと思っているから特に言及なし。

「それでもって『鮫形さんが編集長ならどうしますか?』と勝手なことを言ってきてます」

 ほう。それはちょっと面白いね。私が編集長ならどうするか。じゃあ、勝手ながらいろいろと言わせてもらうか。怒られるかな?

「さあ。ただ、このブログは常に勝手なことを言ってますからね。いつもと同じことですね」

 そうだね。じゃあ、コマンド74号についてあれこれ言ってみようか。

「ドイツ装甲軍団の号ですね。ゲームデザイナーへの道。ちょっと古くないですか?」

 私も毎号きちんと読んでいるわけではないんで許せ。じゃまず表紙から。イラストはカッコイイよね。タイトルの割付も悪くない。色のバランスもOK。気になるのは各記事の「見出し」の付け方だね。「デザイナー」「デザイン」はダブリ感ある。別の言い方ができるはず。「For the People作戦研究」は2本目の見出しで、主見出しは「キャンペーンの両軍戦略」とかにしないと。「占領地は儲かる?」も見出しに「占領」がダブって美しくない。

「うはー、細かいこと気にしますね。中身がよければ見出しなんか何でもいいのでは?」

 逆だね。見出しがすべてなんだよ。中身がつまらないから、整理されていないから、見出しがつまらない、あるいはつけようがないんだよ。もう少し私の話を聞けば分かる。

 裏表紙も先に言及しておこうか。「野生を解き放て!」か。ベクトルの向きはともかく、勢いがある見出しは悪くない。その後の「男」を強調した惹句はどうなのかね?本気で書いているのか、突っ込まれるのを待っているのか・・・。素直に「電撃戦の天才グデーリアン」とか「モンティとパットンの競争」みたいなワーディングを織り込んだ方がいいと思うんだけど。いつも同じような感じになるから、わざと「ひねり」を加えているのかなあ。コマンドは妙に「男」を強調することが多いけど。

「ゲーム紹介のコーナーはどうですか」

 ゲームの「評論」と「紹介」が混ざっているよね。冊子の中にある「レビュー記事」のペロポンネソス戦争のゲームは素直に紹介してあるのに、カラーページの「新作紹介」は妙に瑣末な点を指摘してたりする。何か逆だね。それからコンポーネントを別枠で紹介するのはいいけど、【】や太字を使わないと見づらい。

 カラーページの方はゲーム名を見出しにしているのに本文でまた2度書きしているのは無駄。見出しと小見出しもつけてあげないと。THEY SHALL NOT PASSなんかそのまま「奴らを通すな!」でいいじゃない。小見出しは「激戦地ベルダン」「独仏で砲兵に違い」「歴史派には不向き?」とか入れればぐっと読みやすくなる。

「えーと。見出しの話はもういいですから特集については?」

 大方針として「ゲームデザインの裏側を公開」する企画なのか「新たなデザイナー誕生を期待する」企画なのかがよく分からないね。中黒氏がデザイン段階で一度はバルジを検討したのにマーケットガーデンにした経緯とか面白い話は載っている。テストプレイを重ねてデベロップしていく過程も興味深い。だけど、これだけ読んで「ゲームデザイナー大募集!」と言われてもねえ。

 本当にデザイナーを養成したいと思うならもっとテーマの切り取り方とか、テスト段階でのユニットやマップの作成の仕方とか、原資料の収集の仕方とか、具体的なアドバイスをふんだんに盛り込むべきではなかったかね。

「でも、ゲームデザイナーをできるような人は、教えられなくてもそれぐらいやれる能力がないとダメなんでは?」

 正直、私もそう思う。そんなら雑誌のタイトルは「ゲームデザインの裏側を探る」にした方がよかったよね。

「で、問題の座談会ですが・・・」

 参加した各氏はゲーム界のキーパーソンたちで非常にいいこと言っているんだけど、読者に伝わりにくいよね。私が編集者だったら、別の切り口でやる。誌面が許すなら2号にわたって。1号目はデザイナーの個別インタビュー。2号目で座談会。このときに1号目を読んだ読者からの意見も募集しておく。

 インタビューはデザイナー1人で1ページ。インタビュー中の写真1枚。その下に個人的データを箇条書きで@主な作品A尊敬するデザイナーBゲーム作りのモットー・・・とか共通のフォーマットをつくる。その上で、各氏に過去20年の総括とこれからの展望を聞いておく。まさに各氏の「立脚点」を明確に読者に示すわけだ。座談会でもそうした方に誘導しようとしているんだけど、何か話題がどんどんずれていってるんだよね。

 75号の出席者紹介の見出しはいいんだよ。「性悪デザイン古今無双・中黒靖」とか。この感覚でインタビュー記事も「行き詰ったときは原点に戻れ・平野茂」とかパンチのある見出しと小見出しを3つぐらいつけて5、6ページつくる。それを見た読者の反応と合わせて次号で座談会にすれば、読者の知りたい論点を中心にした話の展開になると思う。

「インタビューしてまとめられる人がいないんでは?」

 そうなんだろうねえ・・・悪いけど、私はそこまで関与できないんで。

 作戦研究や戦史紹介の記事は、興味が無いとすぐには読まないよね。ただ、何年も経ってそのテーマに興味を持ったときはバックナンバーを買ってでも読みたくなるときがあるので、決して無駄ではないけど、分量はちょっと抑えたほうがいいかもね。

 連載ものは結構レベル高いと思うね。内容は分からなくても、文章や構成がプロだなあと感心する人と、本人はプロだと思っているんだろうなあ、という2種類に分かれるけど(笑)。あんまり言うと怒られそうなんでやめとく。

「そこまで言うなら鮫形さんも何か書けばいいじゃないですか!」

 悪いけど、コマンドの原稿料は私がやっている仕事とゼロが1個違うからねえ。ウハハハ。

「何でそういう嫌味なことを言うんですか!」

 これぐらい言う資格は十分あるよ。何だかんだ言って、結局はゲーム雑誌をほぼ毎号買っているんだから。それにお金をもらうより、このブログで言いたい放題言っている方が楽しいからね。ただ、自分のストレス解消だけでなく、ゲーマーの皆さんに考えてほしいからいろいろ言っているんでね。

 念のために最初に言ったことを繰り返せば、私は付録ゲームが面白ければ雑誌の内容はどうだっていいんだよ。ただ雑誌本体を良くしたいならこうしたらどうですか、という提案をしているだけだからね。ゲームがつまんなければ雑誌の内容が素晴らしくても買わないよ。

*******

 それじゃあ正月だから余興を一発やるか。読者サービスで。

「あれ?白い半そでTシャツに着替えて、アコーステイックギターを抱えて何を・・・」

 ♪ジャガジャーン。PGGのブルース!

「うわー。●井●ロシですか!」

 みんなPGGのブルース聞いてくれ〜。

「関西弁にしてはアクセント変ですよ!」

 PGGでソ連軍やっててー、スモレンスク前面でアントライドユニットがいっぱいになって、うわーめっちゃ動かすのが面倒くさいなーとか思ってたら、ポロって1ユニットひっくり返って「0戦力」が見えてしまったときの話やけどー、

「はいはい。そういうこと、ありますね」

 ドイツ軍プレイヤーが見てへんのをいいことにー、さっと裏返して元に戻すか、それともー、結構重要な地点だと気付いて、相手に「ごめんユニットひっくり返ったから替えるわ」って申告してフェアプレーのふりでユニットを差し替えるかどうかは・・・

「自由だー!」

 ハイ!PGGイズ・フリーダ〜ム、PGGイズ・フリーダ〜ム、一緒に!

「PGGイズ・フリーダ〜ム」

 もっと!

「PGGイズ・フリーダ〜ム」

 センキュー♪ジャガジャジャガジャジャン!でもー、差し替えたユニットもやっぱ0戦力でオーバーランされたらアウトやで!

「センキュー!本年もどうぞよろしく!」

♪ジャガジャン!
posted by 鮫形鐘一郎 at 00:56| (カテゴリなし) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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