2007年03月13日

コレクターもまたよし。

 今日は年に一度の部屋の大掃除。本、CD、DVD、ウォーゲームを一斉に処分するよ。このゲームはゴミ箱へ。こっちは中古で引き取ってもらうと。

「あー。これなんか結構ヤフオクで高値なのに捨てちゃうんですか」

 そうだよ、ぽたーじゅ君。愚ゲームは社会の害悪だから目に触れないよう捨てないといけない。プレミアが付いて高値で売れたとしても、私は良心に反する行為はできない。人生は長いようで短い。愚書、愚DVD、愚CDは世の中から抹殺しないとみんなに迷惑がかかる。他の人に有益かもしれないものは中古品として引き取ってもらうけどね。

「コレクターはいけませんか?」

 そんなことはない。むしろ逆だよ。コレクターは批判されるべきではない。

「確かにこの部屋は小さなブック●フ並みの品揃えですからね」

 CDは1割、本は3割、DVD(含むLD)は7割が「積んだまま」だからねえ。ゲームの未プレイは2割ぐらいかな。「積読」は立派な楽しみ方だよ。問題なのは「積読」なのに読んだふりをしてウンチクを語る奴らだ。ゲームコレクターも単にコレクションして眺めているだけなら構わない。醜悪なのは情報に踊らされていい加減な感想を言っている連中だ。

 それでも一生目しないと確信したものは思い切って処分するようになったからね。私もずいぶん人間として成長したもんだよ。うんうん。いつ読めるか分からない本や、プレイできるか怪しいゲームを部屋に陳列して、ときどき読んだり触ったりするのは最高に楽しいからね。

「・・・何か変な幼児体験がありませんか?」

 鋭いね。実は子供のころ見た映画で、タイトルは忘れてしまったが、金持ちの食卓が出てくるシーンがあった。長細いテーブルに燭台がいくつも乗っている典型的なやつね。銀の高杯にフルーツが山盛りになっていたんだ。病院のお見舞い詰め合わせみたいな感じで。

 一緒に見ていた父に「何で一度の食事で食べられない量の果物が持ってあるの」と聞いた。父は「すぐ傷むものじゃないから、食べたいときに好きなだけ食べるんだ」と答えた。それがものすごくショックでね。まあ私も裕福な育ちでなかったから驚いたんだけど。山盛りフルーツを食べたいときに食べられるというのはものすごくうらやましく感じたんだよ。

 その体験から、大人になってからは、食べ物ではなく、自分の好きな本やゲームを山盛りにして、好きなときに好きなだけ鑑賞できるようにしようと思った。子供のころは同じ本を何度も何度も読んでいたからね。ほら、このジャガーバックスの「壮烈!ドイツ機甲軍団」なんかボロボロだろ。伝説の名著だ。こういうのを小学生のうちに擦り切れるまで読まないと立派なウォーゲーマーにはなれないよなあ。

「ちょっと話がずれてきてます・・・」

 ここにある本やDVDを全部鑑賞し終わってしまったら、ものすごい寂しさに襲われる気もする。まあ、幸か不幸か、当面そんなことはなさそうだがね。

「黒澤、小津、テオ・アンゲロプロスのボックスも手付かずじゃないですか」

 2、3本は見たような気もするけどね。いいんだよ。ときどきスリスリしてあげれば。

「うーん。そろそろ結論を。つまり馬鹿ゲーはさっさと処分しろと?」
 
 「馬鹿ゲー」って何かね。馬鹿なゲームのことなんだろうけど、いくらいいゲームであっても、プレイヤーが馬鹿でゲームの面白さに気付かない場合だってあるからね。プレイヤーが馬鹿なおかげで、馬鹿なゲームとレベルがあって面白くなる場合もあるかもしれない。プレイヤーが成長すれば、馬鹿と思っていたのが実はいいゲームと分かったり、逆に馬鹿なゲームに夢中になっていた自分を恥じたりすることもあるだろう。馬鹿なゲームと思ってお蔵入りしていたのを久しぶりにやったら実は奥が深いと気付いたこともあるし・・・。

「ということは・・・」

 あんまり早まってゲームを捨てちゃいかんね。

「さっき言ってたのと違うじゃないですか!」

 ワハハ。まあ固いこと言うなよ。ゴキュゴキュゴキュゴキュ!プハー!餃子にビールの組み合わせは最高に美味し!ついでにVictory in the Pacificは真珠湾奇襲のソリティアが最高に面白しだあ!

「それ、さっき捨てようとしてたでしょ!」
posted by 鮫形鐘一郎 at 00:58| (カテゴリなし) | 更新情報をチェックする
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