2008年04月07日

ゲーマー諸兵に告ぐ!松明を高く掲げよ!

 うーむ。50型プラズマテレビとブルーレイプレイヤーを買ったのはいいけど、従来のDVDの映像がボンヤリしちゃってイマイチなんだよなあ。果たして今後アプコン機能が改善するのか。結局、全部ブルーレイに買いなおさないといけないのか。WOWOWのデジタルは画像は悪くないけど音がイマイチ。いろいろ悩むねえ・・・。

 おや、ぽたーじゅ君もコマンドマガジン74号を読みながら悩んでいるね。

 「鹿内氏が『ゲーマー諸兵に告ぐ』で言っていることが、分かるようでよく分からないんです。僕も自分のできることは何かないかなと考えたんですけど・・・」

 偉いね。私の悩みよりずっと上等だ。もう去年の号だけど、これは非常に重要な話だから詳しく説明しよう。ぶっちゃけ言えば、新しいゲームをデザインする人がいないんだよ。人材不足。だから少しでもやる気がある人はゲームをデザインしてほしいということ。これが第一点。

 ただ、私もそうだけど、ゲームをデザインする意欲も能力も時間もない人が多数なのも事実だ。そういう人たちはどうすべきか、ということが問われているわけだ。鹿内氏は「価値基準を明確にして発言せよ」と言っている。大事なのはここだ。

 忙しい社会人のために短時間で終わるゲームがいいのか、床の間に飾っておきたいからビッグゲームをつくってほしいのか。なるようにしかならないヒストリカル重視のゲームがいいのか、面白いけれども史実の展開とは違うゲーム性重視の作品がいいのか。展開はゲーム的でも視点は当時の指揮官の立場を忠実に再現しているとか。色々な基準があるね。具体的な嗜好で言えば、戦艦同士が架空戦でいいからバンバン打ち合うゲームとか、歩兵戦の超精密シミュレーションとか。ゲーマーそれぞれが思うところあるだろ。

「ちなみに鮫形さんが求めるゲームは?」

 ドイツ軍の装甲師団がガンガン機械化移動でオーバーランしていくゲーム。極めて旗幟鮮明だろ。

「うーん。まあ、そういうことでいいんですかね・・・」

 私なりに鹿内氏の言わんとすることを解釈すると「狭い世界なんだから消費者としてクレームつけるばっかりじゃなく、ウォーゲーム界が少しでも生きながらえるためにもうちょっと協力してよ」ということだと思うんだけどね。生徒会の役員のなり手のいない高校や、管理組合の理事選びに苦労するマンションとかと同じレベルで、長老たる鹿内氏が協力を呼びかけたということなんじゃないの。

 今のウォーゲーム界は、生産者と消費者が明確に区別できない状況なんだよ。プロとアマが明確でないと言ってもいいかな。さらに言えば、消費者が生産者の一部を代行してあげないと業界そのものが持たない状況にある。

「アルビン・トフラーの言う生産消費者を目指せということですね」

 おお!君も難しい本を読んでるね!ゲームが出るたびに少なくないエラッタや誤植がある。はっきり言って、一般の商品では考えられないぐらいだよ。みんなそのことに怒りを抱いたり、あきれたりしながらも、どこかで「まあしょうがないかな」と思っている。

 それは生産する側に怠慢はあっても悪意はないことが共通認識であるからだ。利益の追求だけではやっていないことはみんな分かっている。幸いインターネット時代で、素人の有志が協力してあげることは結構できるし、実際そういう例はあるよね。テストプレイを一部有志がやったりとか、雑誌の記事を書いたりとか。報酬もボランティア程度でね。まさに生産消費者としてゲーム界に貴重な富を蓄積している。

 私はゲームをデザインする気はないけど、プレイヤーとしては深くコミットしたいね。

「あれ?僕は鮫形さんが若かりしころつくったゲームを持ってますよ」

 あー!何でそんなもんを持っているんだ!ま、これはこれで面白いっていう自信はあるけどね・・・。

 話を戻して、私としては翻訳のお手伝いとか、こうしてブログで何か書くとかで、ささやかながら貢献していきたいと思う。

「僕にできるのはせいぜいゲーム雑誌を定期購読するぐらいかなあ」

 出版社に都合の良い結論で申し訳ないが、時間がなくて金銭的には多少の余裕がある多くの社会人ゲーマーが貢献できる方法は、そういうことになるんじゃないかな。後は不定期でも構わないからブログで発信しつづけるとか。ゲームをする時間はなくても例会に顔だけ出すとか、飲み会だけ出るとか。少しでもウォーゲーム界を支えようという気持ちがあれば、それなりに行動できる。

 強引にまとめると、ウォーゲームというホビーを守るために、みなさん小さなことでも、できることをコツコツやってください、が結論かな。ただ、一番大事なのは心から楽しいと思えるゲームを細々とでもいいからプレイしつづけることだ。

 極端なことを言えば、ソリティアであっても構わない。ウォーゲーマーの心に「誰が何と言おうと俺はこれが面白いんだ」という灯火がともっている限り、このホビーは必ずや生き続ける。ただ、それだけでは不十分だと鹿内氏は言っているわけだ。自らとゲーム界のために松明を高く掲げよとね。

「何か分かったような分からないような。今回の連載も終わりなんで最後に読者に贈る言葉を」

 そうね。今回はやはり鹿内氏に敬意を表して「見敵必戦」を世のウォーゲーマー諸兄に贈ろう。この言葉を誤解しないでほしい。漫然と日々暮らして、たまたま敵を見つけたら逃げずに戦う、という意味じゃないからね。自ら能動的に戦場、すなわちプレイしたいゲームを決めて、その上で敵、つまりプレイする相手を探して戦うということだからね。

 そして、これこそが究極の「必勝法」だ。単にゲームで相手に勝つということではなく、自らの「芸夢人生」に勝利するという意味でね。問題意識の高いゲーマー同士は必ず「出会う」。これを読んでいる腕自慢の諸兄、あるいは誰もプレイしないマニアックなゲームの愛好家とも、きっといつか対戦できる日が来ると私は信じている。

*****

 さて、時間が途中やや空いたが、予定の5回が終了した。今回も最後まで読んでいただいた諸兄にあらためて感謝したい。

 私がお願いしたいのは、以前にも書いたとおり。このブログを読んで自分の心に浮かんだ感情、気持ちと素直に向き合ってほしいということだ。それこそが自分の最も望むもの、あこがれるもの、恐れるもの、ねたむもの、忘れていたもの、忘れたいもの、あるいはもっと別の何か、だろうから。それを直視して、一人で掘り下げる作業を続けることこそ、ウォーゲーマーとして、さらに一歩進む道だと信じている。

 と言うわけで、最後に一曲・・・

「今度はキーボードを弾くんですか!」

 孤独に戦い続けるウォーゲーマーたちに贈る応援歌だよ。本当は吉●拓●バージョンの「●ァ●ト」の方があってる気もするけど、辛気臭いのでこっちにした。

「このイントロはT●KI●の・・・」

 違うよ!●島●ゆきバージョンに決まってるだろ。ぽたーじゅ君も電子パーカッションぐらいやりなさい。

「♪シャララーン。あ、僕にもできる。では今回はYou Tubeを見ながらお別れです。リンクが切れてたらすいません。では、またお会いできる日を楽しみに・・・」
posted by 鮫形鐘一郎 at 00:27| (カテゴリなし) | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。